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2011年6月20日月曜日

ホットスポットが次々と見つかっているという記事

6/4に別のブログに投稿した記事を転載しました。

ホットスポットが次々と見つかっているという記事 http://t.co/RuPR1J2

南相馬から警告レポート「ホットスポット」が次々と見つかっている! http://t.co/RuPR1J2 (現代ビジネス)

当然の事だろう。三基もの原子炉が炉心溶融していたのだ。放射線を隔離すべき防壁の殆どが崩れ去ったまま、有効な手も打たれずにいる。むしろ放射能汚染が拡大していない方が不思議だろう。

一刻も早く限りなく細かな線量測定を実施した上で、住民の避難と生活補償を実施して欲しい。いや、とっくにされていて然るべきだ。「して欲しい」などと、我々は何故お願いしなければならない。「国民の生命と安全を一番後回しにして来た国と企業でも、こういう事態にはいくらなんでも動くだろう」との想定をし得る最悪の状況だ。

線量計は今もそう簡単には手に入らない。各国から送られたものも、まだ沢山倉庫にしまわれたままと言う。アメリカでもかなり線量計は買われたようで、Amazonでは売切れのサインばかりが目立つ。残っているのは消費者団体が「性能に疑いあり」と評するロシア製か、十何万円相当の高価なものが殆どだ。愛する人達を守る為には金額は問題ではないなどと悩んでいる自分に、この異常な状況を思い知る。

前向きに建設的に、とは思いながらも、問題の巨大さについつい心がめげそうになる。しっかりしなければ。


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寝不足で疲れた朝の遅い朝食

6/4に別のブログに投稿した記事を転載しました。

寝不足で疲れた朝の遅い朝食





遅い朝食。疲れた体に熱いコーヒーと一緒にしみこむ。ミルクとバターの香りが立ち昇る焼きたてのフレンチトースト。舌の奥にやわらかな卵の味が広がる。あぁ、今は休んでいいんだと胃袋が教えてくれる。iPhoneからの投稿-- iPhoneから送信

地球規模の原子力ムラ

(5/29に別のブログに投稿した記事を転載しました。)

地球規模の原子力ムラ方射線に安全なレベルなどないことは肝に命じるべき。チェルノブイリの健康被害は過小評価されている。1959年、IAEAはWHOと協定を結び、WHOは原子力の軍事・民間利用の健康被害調査を行わないことになり、被爆した人々への警告もできなくなった。地球規模の「原子力ムラ」だ。http://trans-aid.jp/viewer/?id=16360〈=ja#genpatsu (from http://tl.gd/ap1q0q)iPhoneからの投稿-- iPhoneから送信

チェルノブイリとの比較

(5/26に別のブログに投稿した記事を転載しました。)

チェルノブイリとの比較

チェルノブイリで汚染地域と指定された一帯は、セシウム137の地表汚染密度が1平方m当りに3万7000ベクレル(=1マイクロキュリー)だった。[http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/JHT/JH9606A.html]

さらに、居住禁止とされたのは1平方メートル当たり148万ベクレル以上の地域だ。このチェルノブイリの居住禁止と汚染度が同レベルの地域が、福島第一原発周辺では600平方kmに及ぶ。 [毎日新聞 5月25日 http://bit.ly/kCCw8F]

日本の放射能汚染はもう既に、そこまで深刻になっているのだ。

これまで確かな線量が国によって発表されず、直ちに健康への被害はないなどという、内部被爆の蓄積を全く考慮に入れていない非科学的な発言が繰り返されて来た。原爆被爆者や反核医師の団体との仕事を通じて断片的知識を聞きかじった私でなくとも、ある程度の常識があれば、おかしいと気付くレベルの誤魔化しだ。どれ程の鉄面皮になれば捻り出せるのかと驚愕する。

さらに、万単位で各国から寄贈された線量計の多くが、そのまま成田空港の倉庫に止めおかれるなど、真実を知ろうとする市民の動きの意図的な封じ込めと疑わざるをえない。そんな中、各地で個人や有志団体の地道な努力によって線量測定が行われて来た。

しかし、それでも学校、公園、通学路など、子供達が汚染物に日常的に触れる細かな場所の多くは、その線量がわからないままになっている。その間、そこに暮らす人々、特に放射線に対する感受性の高い子供達は、目に見えない放射性物質を呼吸器、消化器官を通じて刻一刻と体内に吸収し続け、内部被爆はその実態がわからずに進んでいるのだ。

チェルノブイリで被爆した子供達の健康被害について報告したビデオの中で、福島の子供達の既に現れ始めた異変ついてに触れている。 鼻血や下痢を始め、いわゆる放射線障害の症状がこの段階で現実になっていることに驚く。また4月末には、神奈川県に住む牛乳配達員の男性が配達中雨に濡れ、その翌朝鼻から血の塊が出たり粘膜がヒリヒリしたとTwitterに投稿していた。急性症状が出る程の被爆を神奈川でするだろうかと偶然を疑ってもみた。信じたくなかったのだ。

しかし、この数値を見る限り、日本の汚染は疑いの余地なく、チェルノブイリ級の深刻な状況となっている。一体何人の罪のない子供達が、社会の相当部分が静観する中、細胞レベルでその幼い体を蝕まれているのだろう。

今後の汚染の広がりと、その持続期間については全く予断を許さない。将来に渡って東京周辺に全面的ではないにしろ、居住不可能な地域ができるかも知れない。しかし、将来を悲観する暇があったら、今何よりもすべきは、子供達の健康と将来の可能性をこれ以上損なわない為の努力をひたすら続けることだろう。その為には先ず危険な環境から子供達を救い出すのが先決の筈だ。もしも、放射線が目に見えていたら、私達はきっと皆で駆け回って、子供を背負ったり小脇に抱えてでも連れ出しているだろう。

情報統制著しい当時のソ連でさえ、チェルノブイリ周辺の住民避難は日本より余程迅速だった。事故が起きたのは1986年4月26日。事故発生から1ヶ月後までに、生まれ故郷を捨てるに偲びなかった老人などの一部の住民を除いて、原発から30km以内に居住する約11万6000人が避難している。日本では放射能汚染が始まった3月半ばから、もう既に2ヶ月半が過ぎようとしている。

震災当初の日本に対する世界の評価の一つは、「日本人はこの未曾有の危機に於いてもパニックも、掠奪などの犯罪も起こさず、稀に見る秩序正しい民族」というものだった。しかし、今の日本の状況を世界の人々は、どう理解したらいいか困惑している。あまりにも不可解だ。

先日ニューヨークタイムズ紙に、「子供の被爆限度20ミリシーベルト問題で住民らが抗議」という記事が出た。これを読んだ友人から、「従順な日本人がそこまで自発性を持って動いただけでも上出来なのでは」とのメッセージが届いた。日本人はそんな風にも見られている。

私達がが自らの政治や社会の在り方を考え、新たな動きを作る力を今ほど問われる時はないと思う。



出典:

「汚染地域」という言葉は、チェルノブイリ事故の場合、1平方m当りにすると1マイクロキュリー(=3万7000ベクレル)[原子力資料情報室編「チェルノブイリ10年:大惨事がもたらしたもの」(1996年4月)]
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/JHT/JH9606A.html

セシウム137が1平方メートル当たり148万ベクレル以上と算定された地域 [毎日新聞 2011年5月25日付朝刊] http://bit.ly/kCCw8F

子供と健康力 放射能から子供を守ろう YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=8ATEp8tTl5A&feature=youtube_gdata_player

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再読しておきたい記事

(5/21に別のブログに投稿した記事を転載しました。)


再読しておきたい。国が信頼に足る判断をし得ない事が明らかな以上、私達一人一人がしっかり考え、ビジョンを持つ必要がある。

[いますぐ必要な「モラトリアム」という考え方―メディアは政治休戦と「復興」への環境整備を促せ=桂 敬一] http://jcj-daily.seesaa.net/article/198365220.html
http://blog.seesaa.jp/tb/198365220

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長門裕之さんの死に寄せて

(5/21に別のブログに投稿した記事を転載しました。)

長門裕之さんの死に寄せて

先日、長門裕之さんが亡くなった。認知症の症状を抱えた妻、南田洋子さんを看取ったのが2009年。どんな想いで最後の日々を送られたか、想像せずにはいられない。

私の父もアルツハイマーに苦しむ母と共に暮らし、最後の数ヶ月は自らも末期の肺ガンが脳に転移するなか母を見送り、その一ヶ月半後にあとを追うようにこの世を去った。長門裕之さんの介護生活の様子が紹介された新聞記事を父は切り抜いて、母の目の届かない場所にしまっていた。一種同志のような親しみを覚えていたと思う。

私自身、二人の介護に海を超えて数年通った末、父にガンが診断されてからは日本に住んで二人と寝食を共にした。60年以上共に人生を分かち合ってきた妻の人格が、みるみる目の前で崩壊していく寂寥感に、父が自身の体の内側から崩れていく様子がうかがえた。

その中で日々湧き上がるやり場のない怒りに苦しんでいた。言っても意味のない、かえって状況を悪化させるだけの非難の言葉を、時に妻にぶつけてしまう自身の不甲斐なさに、また怒りと悲しみがこみ上げる。そのはけ口がない中、私もそれをなんと受け止めようと努力した。父は私にそういう意味で甘えてくれたと思う。母のしもの世話や食事、買物の世話も必要だったが、猛る心の安全な器となる第三者の存在も父にとって不可欠だったと思う。

小さい時から父母の諍いには、気づくと長女である私が緩衝材になってもいた。その延長線上に晩年の父母との関係はあった。親子の三角関係が健全とは言えないことをずっと以前に学んだが、沢山の綻びを抱えながらもそれを乗り越えて、なんとかうまく支えあえたと思う。

私も母の人格崩壊と原始脳から噴き出すような動物的怒りに、父よりも直接にさらされた。それでもそうして幼女に戻っていく母の、時に可愛い姿を間近に見て、毎日童謡を一緒に歌い、3才の子供の姿をした母を心の中で両腕に抱いて毎日を送れることに感謝した。父が時に感じていたと同様、幼児化する母が私も心から愛おしかった。ただ、父にとっては母はどこかでまだ女でもあった。時に女として見るに耐えない様子から目を逸らすこともあった。

長門裕之さんは一人で妻の世話をしていたときく。その分、緩衝剤のない心の化学反応はきっと激しく辛いものだったろう。しかし、同時に二人の時間も圧倒的に濃いものだったに違いない。夫婦とは男と女である事を超越しながら、根底に男と女である事の固い結び目を残す厄介で、不思議な、また掛け替えのない関係の一つなんだと思う。

父母の死から一年経った今、もうこの腕に抱くこの出来ない二人の存在が、無性に愛おしい。



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福島の子供たちに対する信じがたい対応にノーの声を

(5/21に別のブログに投稿した記事を転載しました。)

福島の子供たちに対する信じがたい対応にノーの声を

あらためて異常な状況だと思い知らされる。3月11日直後の「この究極の天変地異に、この国はその威信をかけて動かない筈はない」という儚い夢想は見事に砕け散った。それどころか国は企業と一体となって無防備な子供達に危害を加え続ける。そのことに地震や津波に対するより、よほど強く戦慄する。

「脱原発の日」(http://bit.ly/l6uYGu) から転載させて頂きました。

みなさま
(転送歓迎、拡散希望)
http://blog.canpan.info/foejapan/archive/27

FoEの満田です。
5月23日、20ミリシーベルトの撤回と、子どもたちの被ばく最小化を求めて、福
島県の親たちが、バス2台をつらねて高木大臣との面会を求めて、文科省にやっ
てきます。親たちは、高木大臣に直接、福島の子どもたちの窮状を訴えることを
希望しています。
http://blog.canpan.info/foejapan/daily/201105/15

しかし、18日、政務三役会合で決まった回答は「ノー」。
大臣はおろか、5人いる三役(大臣・副大臣・政務官)誰ひとり、福島の親たち
に会おうとしません。(向こうが23日に対応する人として連絡してきたのは、文
部科学省科学技術・学術制作局次長の渡辺氏でした)。

福島の置かれた状況、20ミリシーベルト問題に関する内外の批判とその深刻さを
考えた時、これは、あまりに非礼で、心無い対応ではないでしょうか。

高木大臣は、せめて自分の口から、なぜ、20ミリシーベルトを撤回しないのか、その理由を親たちに説明すべきではないでしょうか?

みなさん、どうぞ抗議の声を上げてください。
全国から、高木大臣に電話やファックスを送って、「せめて、福島の親たちに会うべきだ」と伝えてください。ツイッターでこうした事情を流してください。

こうしている間にも、子どもたちは放射線の被ばくにさらされています。時間は限られています。

皆様のご協力を、再度お願いいたします!

※参考 高木義明大臣の事務所
http://www.y-takaki.jp/place.html
●東京事務所 〒100-0014  東京都千代田区永田町2-1-2
       衆議院第二議員会館401号室
TEL (03) 3508-7420  FAX(03) 3503-5757
E-mail: g02653@shugiin.go.jp  (議員会館)

●長崎事務所 〒850-0035  長崎市元船町7-6元船ビル1F
TEL (095) 826-0446  FAX (095) 826-0445
E-mail: y-takaki@viola.ocn.ne.jp

副大臣 笹木竜三  (TEL) 03-3508-7341 (FAX) 03-3508-3341
副大臣 鈴木寛  (TEL) 03-6550-0903 (FAX) 03-6551-0903
大臣政務官 笠浩史 (TEL) 03-3508-3420 (FAX) 03-3508-7120
大臣政務官 林久美子 (TEL) 03-6550-1020 (FAX) 03-6551-1020




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大阪府知事と「維新の会」府議団の「君が代起立条例」を許すな!

(5/19に別のブログに投稿の記事を転載しました。)

大阪府知事と「維新の会」府議団の「君が代起立条例」を許すな!

[JCJふらっしゅ]2011/05/20 1947号からの転載です。

◆◇◆◇┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐◆◇◆◇
       │G│記│者│の│「│報│道│ク│リ│ッ│プ│」│
       └─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘

▽大阪府知事と「維新の会」府議団の「君が代起立条例」を許すな!

 毎日新聞が17日、「大阪維新の会」大阪府議団が、君が代斉唱時に起立を義務付
ける条例案について、府立学校だけでなく、府内の政令市を除く市町村立小中学校の
教員も対象にする方針を16日に固め、5月定例府議会に提案すると報じた。

 橋下徹大阪府知事は同日、「国旗・国歌を否定するなら、公務員を辞めればよい。
自分の職場環境だけでしかバカな主義主張を貫けない教員はとっとと辞めてもらう。
辞めさせるルールを考える」と語っている。

 大阪府議会は19日に開会した。大阪府の橋下徹知事が率いる「大阪維新の会」府
議団が統一地方選で57議席を獲得、過半数を占める。その勢力をもっての初の議会
となる。19日付の朝日新聞によると、維新の会は4条例案を議員提案する方針。

1)君が代斉唱時の教員の起立条例案
2)府と大阪市の再編を議員が話し合う「協議会」の設置条例案
3)議員定数を109から88に削減する条例改正案
4)議員の監査委員ポストを一つ減らす条例改正案

 他の会派は、上記の君が代条例案や定数削減案などに反対したり慎重な姿勢を示し
たりしているというが、過半数を占める維新の会は、獲得したばかりの57議席をも
って条例案を成立させる勢力を有する。

 日本社会が大震災と原発事故という試練に直面するなかで、橋下徹大阪府知事と
「維新の会」府議団は、「国歌斉唱時の教員の起立」を社会常識と称して条例化に動
こうとしている。民衆統制・国家主義と新自由主義とを組み合わせたような「国歌忠
誠起立絶対主義」を「府民のため」と称して持ち出し、それに従わなければ「府民へ
の反逆者」として弾圧・排除するような政治に対して、きっぱりと「レッドカード」
を突きつけねばならない。府知事とその一派の独りよがりは、日本の<平和主義>
<民主主義><人権尊重社会>の名にかけて、断じて許すわけにはいかない。

君が代:斉唱時の起立対象を拡大 大阪府(毎日新聞17日)
http://mainichi.jp/select/today/news/20110517k0000e040012000c.html
大阪府教育長「現場に任せて」 君が代条例巡り知事に(朝日新聞19日)
http://www.asahi.com/edu/news/OSK201105190030.html
大阪府議会の焦点は 府市再編軸に君が代でも論争必至
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201105190026.html
教員免職の条例案検討 君が代起立で橋下知事(共同通信17日)
http://www.47news.jp/CN/201105/CN2011051701000460.html
大阪府教育委員会宛 抗議文(2010年4月9日、大阪社会文化法律センター)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hotline-osk/syabun-kougi-10.html



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燃える夕陽

5/13投稿の記事を転載しました。

燃える夕陽



昨日は夕焼けがことの他美しかった。日本の今に思いを馳せながら、ニューヨークの空の下でもどかしく切ない気持ちに耐えている。


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場所:New York City

小出裕章さんの「生きる為に必要なエネルギー」

5/9投稿の記事を転載しました。

小出裕章さんの「生きる為に必要なエネルギー」

エネルギー消費の分布に顕著に現れる、世界の不平等の縮図。池田香代子さんの「世界がもし百人の村だったら」を思い出す。池田さんの訴えた世界の姿のと共に世界の不平等の実情を教える基本として、小学校の、特に先進諸国の子供達の教科書に、是非記述すべき内容だと思う。

戦後日本でエネルギー消費量が伸びたある時期に平均寿命は伸びたものの、ある一定程度以上のエネルギー消費は命を支える事に貢献しなくなる。その事もふまえた上で、私達はどんな社会を目指しているのか一人一人が考え直す時だ。

http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/kouen/dent-11.pdf


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原発が必要というのは大きな勘違い

4/19投稿の記事を転載しました。

原発が必要というのは大きな勘違い

Twitterより転載

RT @kikuchiyumi: 「日本の原発止めると電気が足りなくなる」、と思っている人がいたら、それは事実じゃない。原発が生み出した電力をすべて火力発電でまかなっても、火力発電所の設備利用率は7割。日本の火力発電所の平均設備稼働率は5割以下。原発は一度動かしたら止められないので、他の発電所を休ませている。

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福島原発 「東電の罪」と「原子力ロビー」(仏ル・モンド紙報道)

3/30投稿の記事を転載しました。

福島原発 「東電の罪」と「原子力ロビー」(仏ル・モンド紙報道)

Twitterより転載

福島原発 「東電の罪」と「原子力ロビー」(仏ル・モンド紙報道)
3月26日 23時45分(日本時間27日7時45分)

 仏日刊紙ル・モンドは26、27日版紙面で福島原発の状況と東京電力に関する特集記事を掲載している。「日本人は原子力災害を意識し始めているものの、未だ事故の重大性には気づいていないようだ」と冒頭で同紙の東京特派員は語る。特派員によれば、「新聞、民放テレビ局、インターネットのブログなどで語られる原子力専門家の話を聞いていると、この一連の悲劇の背景に「原子力業界のロビー活動」が見え隠れしている」という。

日本の「原子力ロビー」

 この「原子力ロビー」には原子力事業を総括する経済産業省と同省の管轄である原子力安全・保安院、電力各社、電気事業連合会(電事連)、そして発電所を建設する東芝や日立といった産業界の大企業が関与し、「非常に大きな資産と影響力」を誇っているという。また、原子力関連の官庁からの天下り社員が送られることにより、完全な「情報統制」を行うだけでなく、出版やテレビ局を通じて大規模な広告キャンペーンを繰り広げ「原子力は100%安全である」という神話を築いて来た。さらに、現在の与党民主党は原子力エネルギー業界出身の組合員が多い労働組合「連合」を支持層にしているため、2009年の政権交代後もこの状況に変化はなかった。同紙は、「この行政、監督官庁、原発建設企業そして電力会社間の緊密な関係が原発反対派を黙殺し、さらに原子力に関するあらゆる疑問を回避してきた」と指摘。電力各社は「1970年代以降から度重なる原発事象を隠蔽、改ざんし続けて来た。当時最も批判が集中したのは東京電力である」と付け加える。

安全よりもコスト削減

 ル・モンド紙は未確認の情報とした上で、「電力各社は長期的な原発の安全性よりも短期の利益勘定を優先し、世界で最も地震と津波が多い日本国土の危険性を考慮していない」という東電元社員の証言を紹介。福島原発は1956年に発生したチリ地震をモデルにして5,5メートルまでの波にしか耐えられるように設計されていなかったたため、地震発生時原子炉は自動停止したものの、冷却システムは津波の影響で完全に機能を失ってしまった。東京新聞では福島原発の建設に関わった当時の東芝の技師が「設計時の耐震基準が低すぎた」と告白している。

 経済産業省は「この危機が落ち着いた段階で東京電力の処遇を決める」としているが、「それまでの間、一体何人の被害者が出るのだろうか?」と同紙は問う。

 「日本が直面しているのは自然災害ではなく、人的災害である」という東芝元社員の証言、「福島原発は異常事象と作業員の被曝が日本で最も多い発電所」という共産党吉井英勝議員の告発、さらに原発保全作業は下請会社の経験乏しい作業員が行い、今現在大災害の現場で戦っているのもその作業員達である事実も判明している。事故後の対応の遅さに加え、地震と津波が発生してから2日間、周辺住民への被害よりも設備の保全を優先させていた経緯も厳しい批判を受けて当然だ。実際、地震の際に福島原発に派遣されていたフランス原子力企業アレバ社の8名は危険性をすぐに察知して真っ先に退避している。

過信した大企業 東京電力

 今日3月26日は東京電力が福島原発1号機の操業を開始して丁度40周年を迎える。
原子力エネルギーに着手して40年目の今日、東京電力は重大な原子力災害を引き起こす直前の状態にまで追いつめられている。さらに、事故後の対応が批判に晒されているにも拘らず、ガス価格の値上げを理由に4月の電気料金を値上げすることを発表。事故発生から29時間後に行われた記者会見以降公式の場に姿を現さない清水正孝社長にも批判が集中している。
 東京電力は従業員3万8千人と(2009年度)売上げ5兆円と1337億円の純利益を誇る世界4位の大電力企業である。
「原子力安全・保安院と経産省を始めとする原子力推進ロビーに支えられ「奢り高ぶった」企業の体質が、原発内の事象や技術報告の隠蔽を生み出した温床ではないか」と同紙は問う。
 しかし今回の事故により東電グループは解体の危機にあり、同社の原子力計画も中止を余儀なくされるだろう。ましては2012年に予定されていた新規原子炉2機の工事着工などは夢の話だ。

参考記事
"Silences coupables", Le Monde, 26-27/03/2011
"La compagnie d'électricité Tepco, arrogante et dissimulatrice", Le Monde, 26-27/03/2011

Publié Il y a 4 jours à 23h33

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夕べのコンサート

3/30投稿の記事を転載しました。

夕べのコンサート

前の晩3時間半の睡眠で霞のかかった意識のまま出掛けたSymphony Spaceのコンサート。殆ど眠ってしまうのを覚悟していた。
カバラの講演の前座として、古代の精神性は高い(という前置きがあった)が素朴な旋律を題材にしたジャズコンボの生演奏。
普段この手の中途半端なジャンルは苦手なのだが、昨晩は極度の疲労が返って幸いしたのか、寛いで楽しんでしまった。ピアノ、アップライト・ベース、ドラムス、ソプラノサックス、夫々よく練れた演奏をしていて、これまで長年ジャズやってたんだなと思わせる。服装もそれなりにスタイリッシュなメンバー達。可笑しかったのは、そこに見るからに場違いなポテッとした小父さんが入って、いかにも練習不足って感じのバイオリンを弾いてた事。時々音程がはずれるし、更に時々他のメンバーと息が合わずヒーッと寂しい音が残る。
えっ?何処から見つけてきたのこの人?と1時間余りずっと気になってうたた寝出来なかった。目覚まし替わりだったのか、あの人は…。でも見方によっちゃあ、古代のメロディーをモチーフにしてるので、ブリミティブな奏法ととれなくもない。ってのはちょっと譲り過ぎか…。



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知らなかったリビアの戦いの歴史

(3/30に別のブログに 投稿の記事を転載しました。)

知らなかったリビアの戦いの歴史

ヒューマン・ライツ・ウォッチの土井香苗さんのブログに掲載された記事、「リビアの民衆デモのきっかけとなった2年前の事件とは: リビアで民衆が抗議デモを始めたのは1ヶ月半前のことではなく、2年前だったという事実をご存知ですか?」が興味深かった。

2年前... http://bit.ly/eMxYIa

2011年3月29日23:40:14
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